あれは私がまだ船乗りをしていた頃、数ヶ月にわたる航海の前にスーパーで大量に仕入れるおつまみの中に必ず大量に入っていた乾き物、それは
えび満月
もう一生分たべちゃったかと言うぐらいいっつも食べていたのですが、言うまでもなくニューカレドニアへ移住してからは滅多に食べることも出来なくなってしまいました。
食べられないと思うとたべたくなるのが人の常。売ってないなら作ってしまえ!!ということで、実録エビせんべいが出来るまでの始まり始まり~~~
まずは作り方を入手します。ネットで山ほど検索したところ某情報誌にエビ満月の作り方が出ていたと言う記述を発見!!。しかしかなり時間が経った月刊誌で内容まではネットでは公開されていませんでした。んでは、と編集部に泣きのお手紙「実は海外生活が長く大好物のエビ満月がたべたくてもたべたくても・・・」
泣きを入れたかいがあって「基本的に過去の記事に関しましては著作権が発生いたしますが今回は、高橋さまの事情により特別な例としてレシピをお伝えしたいと思います」とお返事いただけちゃいました(ここに転載しては著作権の問題が・・・?)。

材料
・ ニューカレドニア名産天使のえび、剥いた状態で100g。
・ 片栗粉というかジャガイモ澱粉(実は日本でもほんとの片栗から作った片栗粉と言うのはほとんどなくてジャガイモ澱粉だそうだ)200g。
・ 塩、少々
・ 粉末だし
・ サラダ油大さじ1
・ 水、適量
・ 干しえび
・ 青のり
えびを包丁でたたいて細かくなったら塩とだしの素、油大
さじ1を加え、ねっとりとしたペースト状になるまでたたく。
ボールに片栗粉を入れて上にえびペーストをのせ、指先でざっと混ぜたら水大さじ1を加え、均一になるまで混ぜる。

やっと丸められる程度の柔らかさが理想。堅いようならごく少量ずつ水をたす。手にべたつくようになってしまったら水が多すぎるので粉を足す。生地は乾燥しやすいので、使うまでラップをかけておく。
直径1.5cm程度に丸めた生地を小皿に広げた青のりにつけ、つけた面を上にしてフライパンに置く。中央を避けて6~8枚、間隔をあけて並べ、干しえび押しつける。

事前にフライパンにすっぽり入る鍋に石をつめた物を弱火でよく熱しておく。フライパンを弱火に掛け、生地の上にクッキングペーパーをのせて、予熱してあった鍋を思いっきり押し付ける。生地がかなりの力で膨らもうとするので体重を掛けて約1分押さえ焼く。

そのまま約2分弱火で焼いて出来上がり。

出来立ては中の水分が残ってふにゃふにゃ感が残りますが、さますうちに余熱で水分が飛んでぱりっとしたえびせんになります。それでも水分が多い場合は数秒間レンジでチンして水分を飛ばせば大丈夫です。
夢にまで見たえび満月、、、でも出来上がりは駄菓子のえび満月と言うよりは高級えびせんに近い物になりました。ま、材料のえびが高級えびですから・・・
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