ジャングルの中の道を探検隊は歩き出した。

さくらたろう隊長は陽気である(笑)
2002年にマレ島を訪れたとき、帰る間際になって知ったこのジャングル道。その時も足下はそこそこ踏み固められ、樹木もうまい具合に伐採されてジャングルにしては歩きやすい、よく整備された道だと思った。きっとホテルの人が観光客のために道を整備してくれているのだろう、だって、地元の人、歩いてないもん。
などと思っていたが、それは大きな間違いだった。
薄暗い木立を抜けて開けた場所に出た時、私の目に飛び込んできたのは巨大なお尻だった。

この道は牛さん達が使う文字通りけもの道だったようだ。
牛が通れるぐらいだから人間なんて楽勝で通れてあたりまえである。
幸いにしてさくらたろう隊長は学生の頃は牛を扱う勉強をしていたので牛さばきもうまいもの、クロコダイルダンディーのように牛を追い散らして、我らは先へと進んだのだった。

途中のLOCEKOLビーチで磁場の狂いをチェックするさくらたろう隊長<うそっ
それにしても珊瑚が美しいビーチである。
美しいビーチだが、我々の目的地はまだまだはるか先である。さっさと牛道に戻って先へと進む。

歩くこと約1km。2002年にここから眺めただけで行くことが叶わなかった幻のSHINIビーチが見えてきた。見えてはいるが海沿いには行けないので牛道に戻ってさらに進む。
ど~~~んと約1km続く純白の砂浜、これがSHINIビーチである。
人っ子一人いない。
これが私が夢にまで見た(かどうかは分からない)幻のビーチ。
でも、我々の目的地は遠くに見える岬の麓を超えたさらに先のPEDEビーチ。
ひたすら歩く。
牛道に戻って歩けばいいものを、あまりのビーチの美しさにSHINIビーチのくるぶしまで埋まりそうな砂の上をひたすら歩く。歩いて歩いて、やっとWABAO岬の付け根までやってきた。

ネンゴネビラージュの立て看板では1775mとなっていたが、グーグルマップを利用した距離測サイトで調べると2200m以上あった。
ちょっとした崖にぶつかるようにビーチは終わっていた。
そして右側の奥地に向かってさくらたろう隊長はズイズイと分け入っていった。
そう、隊長はここも歩いたことがあるのだった。

何でも、道にそって赤いペンキでマークしてある(はずだ)から迷うことは無いそうである。

確かに血を塗り付けたかのような赤い印が木々に記されていた。

写真で見ると明るそうだが、実はうっそうと茂るジャングルの中、かなり暗い。
その証拠に歩いてる人がぶれるぐらいシャッター速度も遅くなっている。
赤い印がなかったらかなり不安になっていたと思う。
それでも探検隊は進む。
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