膝の故障は全治1週間だった。とりあえず普通に歩けるようになったので朝のウォーキング再開である。しかし山登りはやめた。ひたすら平坦なアンスバタからベ・デ・シトロンへの遊歩道を歩いた。

ところで、ニューカレドニアへ来た事がある方ならば分かると思うのだが、フランス人と言うのはスポーツ大好きな国民である。文字通り老若男女、みんなベーシックな運動が大好きである。つまり、朝海岸通を歩いていると他にもいっぱい歩いている人がいる。ベビーカーを押しながら歩いている人もいる。手をつないで仲良く歩いている老夫婦がいる。怖そうなお父さんににらまれながら歩いている姉弟がいる。
毎朝会うので何となく挨拶を交わすようになっていった。でも、ある時期から常連さんの顔ぶれが変わって来た。走っている人が増えて来たのである。時は8月半ば、そう
ニューカレドニア国際マラソンが間近に迫って来たのである。
マラソン観戦の顛末は本家の最新情報をご覧いただくとして、何事にも影響を受けやすい元体育会系としては
ぼくもはしるぅ!と展開するのは自然の摂理である。もちろん膝の様子を見ながらゆっくり走り始めた。ネットで正しいフォームとか故障対策なんかも調べて、少しでも膝が痛むようなら運動を休む知恵も身につけた。

そして、一時間でベ・デ・シトロンの端まで行って折り返して来られるようになった。その距離約7km。
はしれるぢゃん、おれ ダイエットは別として走るのが楽しくなって来た。この分なら来年はヌメアマラソン狙えるかも・・・などど、とぼけた妄想を抱くようになっていった。
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